阿波野秀幸の若い頃は？西崎幸広？高島礼子との関係は？嫁や息子は？
からの続き。
プロ野球の中日ドラゴンズで
１軍投手コーチを務めている
阿波野秀幸さんは、現役時代に
近鉄のエースとして活躍。
通算75勝をマークしています。
年俸もそれなりに稼いだようですが、
ボーク判定により、投手生命が縮んだ
という説があり。
それがなければ、もっともっと勝ち
まくり、稼ぎまくりだったとも言われて
いるようです。
今回は阿波野秀幸さんの選手時代や
現在の年俸、また、阿波野秀幸さん
の投手人生に大きな影響を与えたと
言われるボークにまつわる話などを
拾ってみます。
目次
阿波野秀幸の年俸と成績は？
阿波野秀幸さんは1986年の
ドラフト会議で
近鉄バファローズに１位
指名されて入団。
プロ初年度からエース級として
活躍します。
1987年には新人王、
1989年には最多勝利、また
1987、89年には最多奪三振王
など数々のタイトルを獲得。
その後は巨人、横浜と渡り歩き、
プロ通算で75勝68敗５セーブ、
防御率3.71という成績を残しました。
入団時の契約金は6500万円で
１年目の年俸は580万円から
スタートしていすが。
翌年には３倍以上の1950万円と
なり、３年目の1989年は3600万円、
４年目の1990年は6600万円と
倍々ゲームのように年俸は跳ね
上がっていきました。
それでも阿波野秀幸さんの年俸は
この1990年と、据え置きとなった
1991年の6600万円がピークだったと
見られています。
その理由については次の項目でも
触れますが、阿波野秀幸さんは
2000年に引退するまで3000～
4000万円の年俸水準は保っていた
ようですし。
現役時代は高収入を維持できていたと
思われます。
阿波野秀幸はボークで故障？
阿波野秀幸さんの特徴の一つに
けん制のうまさがあります。
これは亜細亜大学在籍時に
磨き上げたものだそうで。
けん制がうまければ、走者を
アウトにしたり、釘付けにしたりと、
投手としてはピンチを脱する上で
大きな武器となります。
それでも、阿波野秀幸さん自身が
「客観的に見て、ボークかそうでない
か、非常にまぎらわしいものだった
と思います」
と振り返るように。
けん制球を投じるプレーは反則と
取られてもおかしくない微妙なところ
もあったようです。
ただ、プロ入り後の春季キャンプでは
審判員から「ボークではない」と
お墨付きをもらい。
ヤクルトとオープン戦で戦った敵将の
野村克也監督からは
「あのけん制はプロの技術の一つ」と、
ほめてもらったそう。
しかし、プロ入り４年目の1990年に、
ボーク判定が厳しくなり。
同年の４月15日に行われたロッテ戦で
プロ入り初のボークを宣告されます。
これで、阿波野秀幸さんは神経質に
なり、意地になって一度もけん制を
しない試合もあったそうです。
もちろん、これでは相手が盗塁の
やり放題となってしまいますし。
阿波野秀幸さんはクイックモーション
の練習を増やしたそうですが、
これがたたり左ひじの靭帯を損傷して
しまいます。
その後は左腕をしならせる柔らかい
投球フォームが変わってしまい、
球速も落ちていき。
1990年は10勝をマークしていますが、
阿波野秀幸さんが２桁勝利に到達
したのはこれが最後のシーズン
となってしまいました。
ボークに対する見解が変わって
しまったのは阿波野秀幸さんに
とっては不運としかいいようが
ありません。
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阿波野秀幸と野茂英雄の関係は？
阿波野秀幸さんがボークに泣かされる
ことになった1990年には、
もう一つ大きな出来事がありました。
後にメジャーでも大活躍することに
なった野茂英雄投手の入団です。
阿波野秀幸さんは
「手を抜くことなく黙々と練習
していた。球の速さには本当に
驚かされた」
と振り返ります。
野茂英雄さんは当時としては破格
となる契約金１億2000万円で
入団しており、注目度もハンパでは
なく。
阿波野秀幸さんは
「チームみんなで守ろうとした」
とのこと。
春季キャンプでは休日に気分転換
させようと、阿波野秀幸さんが声を
かけキャンプ地のある日向市内の
寺に住職の話を聞きに出かけたことも
あったのだとか。
野茂英雄さんはその年、新人ながらも
最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、
最高勝率など投手のタイトル総なめに
しますが。
それまでチームのエースとして活躍
していた阿波野秀幸さんはこれに
刺激を受けすぎることになってしまった
ようで。
1991年には前年のボーク判定で
左ひじを痛めていたところに
「野茂に負けまいと春先から飛ばし
過ぎて、５月に痛みで投げられなくなった」
登板機会は減っていき、1995年には
巨人へトレードされます。
３シーズン、プレーした後は横浜に
移籍することになりますが。
全盛時ほどの輝きは取り戻せなかった
ものの、３球団すべてでリーグ優勝を
経験し、横浜では日本一も手にしました。
ボークのことや、野茂英雄さんに
刺激を受けたことが、投手生命を
縮めた印象もある阿波野秀幸さんですが。
「幸せな現役生活だった」
と話していますし、選手としては
やりつくした満足感があるので
しょうかね。
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阿波野秀幸の現在の年収は？
阿波野秀幸さんは2000年シーズン
を最後に現役を引退。
その後は指導者や解説者として、
球界に貢献してきました。
2019年からは中日ドラゴンズの
１軍投手コーチを務め、現在に
至ります。
スポーツ紙の名鑑をみると、
2021年の阿波野秀幸さんの年俸は
推定2500万円とありました。
これまで仕事が長く途切れている印象
がない阿波野秀幸さんですし、
プロ球界では総額で10億円近くは
稼いでいるのではないでしょうか。
さいごに
前述しましたが阿波野秀幸さんは
2019年に中日ドラゴンズの
投手コーチに就任。
中日は2018年に投手のチーム
防御率が4.36と12球団最下位と
低迷しましたが。
阿波野秀幸さんが就任してから
2019、2020年はチーム防御率が
３点台となり、安定してきた印象が
あります。
これは2019年から監督となった
与田剛さんが投手出身であることや。
１軍投手コーチの阿波野秀幸さんと
赤堀元之さんが選手と
コミニュケーションを密にしている
成果が出ているという見方もあります。
阿波野秀幸さんは巨人や横浜でも
コーチ歴がありますが。
以前は
「理屈が先行し正しい理論を教えようと
していた」
しかし、ただ理想を語るだけでは
選手には響かないことに気づき。
今は自身の失敗や辛かった経験など、
選手が共感できる話を交えながら、
アドバイスを送るようにしている
そうです。
指導者としても油が乗ってきた
阿波野秀幸さんの今後の活躍も
楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
