日本女子バドミントンダブルスの
東京五輪代表争いが熾烈を極めて
います。
2019年12月現在の世界ランキング
では福島由紀さん、廣田彩花さんが
２位で日本勢最上位。
３位は2018年世界選手権覇者の
松本麻佑さん、永原和可那さん。
そして４位はリオ五輪金メダルの
松友美佐紀さん、高橋礼華さんです。
▼高橋礼華の妹は高橋沙也加▼
どのペアもメダルを獲れる実力は
ありそうです。
でも出場枠は２組。
バドミントンの代表決定は４月
なので、それまでギリギリの攻防が
続くと思われます。
今回は移籍騒動などを乗り越えて
奮闘中のフクヒロペアこと
福島由紀さん、廣田彩花さんに
スポットを当ててみました。
目次
フクヒロペアとは？
リオ五輪で金メダルを獲った
松友美佐紀さん、高橋礼華さん
は「タカマツペア」として
広く知られていますが
その他の強豪ペアも苗字の
頭２文字による愛称があります。
松本麻佑さん、永原和可那さん
はナガマツペア。
そして福島由紀さん、廣田彩花さんは
フクヒロペアです。
福島由紀さんが廣田彩花さんより
１歳年上です。
学生時代はライバルとして対戦した
こともあるようですが
高校卒業後はともに実業団の
ルネサス入り。
ダブルスペアを組むようになり
ました。
その後、ルネサス本社の経営合理化
によりバドミントン部は廃部の危機
にさらされます。
しかし、2015年にルネサスが
再春館製薬所に部を譲渡する形を
とったので、
福島由紀さん、廣田彩花さんも
再春館製薬所の一員となって
プレーを続けることができました。
そして２人が一躍全国の知名度を
得ることになったのが2017年。
世界選手権では準優勝。
そして全日本総合選手権では
優勝を果たしました。
リオ五輪で脚光を浴びた
タカマツペアを上回る成績。
フクヒロペアの台頭で日本の女子
ダブルスは大混戦の様相を呈して
いきます。
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福島由紀のプロフィールと経歴
【生年月日】
1993年５月６日
【身長】164センチ
【体重】57キロ
【利き手】右
【出身地】熊本県
【学歴】
坂本中-青森山田高
【所属】
アメリカンベイプ岐阜
【血液型】Ｂ
福島由紀さんは９歳の時から
バドミントンに取り組んでいる
そうです。
中学３年生の時の全国大会では
シングルスでベスト１６。
その後は故郷を離れて強豪の
青森山田高へ越境入学して腕を
磨きます。
それが正解だったのでしょう。
高校３年生の時にはダブルスで
優勝。
シングルスは準優勝するまでに
成長。
ちなみシングルスの優勝者は
１学年下でリオ五輪銅メダルの
奥原希望さんでした。
廣田彩花さんはこの時ベスト８
でした。
福島由紀さんと言えば気になるのが
2018年に週刊誌で報道された
男子世界ランキング１位の
桃田賢斗選手との関係です。
報道によると２０１８年の男女合同
強化合宿中の早朝、
ドーピングの抜き打ち検査時に
福島由紀さんが自室におらず、
関係者が防犯カメラを見ると
桃田賢斗さんの部屋から出てくる
福島由紀さんが確認されたそうで。
２人は日本バドミントンから注意を
受けました。
その後、２人の関係がどうなのかは
深追いされていないようですが。
会っていたのは日中ではないので
つい、いろいろと想像してしまいます。
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廣田彩花のプロフィールと経歴
【生年月日】
1994年８月１日
【身長】170センチ
【体重】61キロ
【利き手】右
【出身地】熊本県
【学歴】
菊水中-玉名女子高
【所属】
アメリカンベイプ岐阜
【血液型】Ａ
廣田彩花さんは父・卓也さん、
母・総子さんが「菊水ジュニア」
というバドミントンチームで
子供たちを指導していた影響で
競技を始めたそうです。
小学１年生の時に初めて出た地元の
大会の４年生以下の部で準優勝。
いきなり素質の片りんを見せつけた
そうで。
２人の兄もバドミントンに
取り組んでいて廣田彩花さんが
高校生になってからも練習相手
として協力。
メキメキと実力を伸ばした
廣田彩花さんは高校２年生の時には
全日本ジュニア選手権で準優勝します。
大学進学を考えていたそうですが
次兄の拳士さんから
「女子のピークはすぐやってくる。
本気でバドミントンを続けるなら
すぐ実業団に行った方がいい」
とアドバイスを受け誘いのあった
ルネサスに入ったそう。
廣田彩花さんが世界のトップレベルで
活躍するようになったのは
家族の支えが大きかったようですね。
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フクヒロペアのコーチは？
フクヒロペアの２人は社会人に
なってから、
所属先の監督だった今井彰宏さんの
指導を受けて実力を伸ばしてきました。
今井彰宏さんは実業団選手時代は
ＮＴＴ関西、トナミ運輸で活動。
指導者となってからはルネサス、
再春館製薬所で監督を務め
フクヒロペアなどを育てあげ
ました。
しかし、
今井彰宏さんは2017年に再春館
製薬所の監督を解任されます。
そして、クラブチームの
岐阜トリッキーパンダース
(現在はアメリカンベイプ岐阜
に改称)の指導者となりました。
解任理由についてはフクヒロペア
の移籍問題と合わせて次の項目で
触れます。
フクヒロペアの移籍理由は？
再春館製薬所で監督を解任され
岐阜で指導者となった今井彰宏さん
の後を追うように、
フクヒロペアも岐阜へ移籍しました。
今井彰宏さんは再春館製作所
監督時代に選手の賞金を自分の
懐に入れていたという疑惑が持ち
上がり、
バドミントンの熊本県協会から
永久追放処分を受け、詐欺容疑で
告訴されました。
これで今井彰宏さんは再春館製薬所
監督の座を追われたというわけです。
疑惑に関してはその後、不起訴と
なりましたが、経緯が経緯だけに
東京五輪でメダルが期待される
フクヒロペアの移籍問題は
マスコミでも取り上げられることに
なりました。
移籍の際、２人はその理由について
「移籍説明文」を表していますが、
その一部を紹介すると
「彰宏さんには一生懸命育ててもらいました。
日本代表の朴監督やコーチの皆様からの
ご指導ももちろん大きいです。しかし、
今の日本代表には世界トップクラスのペアが
たくさんいます。仲間であり、強いライバルでもあります。
一歩上を行くには、彰宏さんのサポートが必要なのです」「ご批判のお言葉もいただいています。
でも、私たちにはこの道しかない。
後悔したくない。そう思って前に進みました」
移籍問題が報道されるなか２人の
イメージが悪化するのも覚悟の上
だったようで、師弟の絆は相当に
深そうです。
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フクヒロペアは態度が悪い？気持ち悪い？
フクヒロペアをネット検索すると
「態度が悪い」「気持ち悪い」
などとネガティブなワードが出て
きます。
態度が悪いなどは具体的な事例が
あったわけではなさそうですし、
これも移籍問題がワイドショーなど
でも取り上げられたことでイメージ
が悪化したのもあるのかと思います。
元宮崎県知事の東国原英夫さんは
フジテレビ系「バイキング」に
出演した際、
フクヒロペアが発表した移籍説明文
について「常識がない」とバッサリ
斬っています。
東国原英夫さんが指摘したのは
文章のなかで今井彰宏さんを
「彰宏さん」と表記していた
こと。
確かに対外的な文章ですし、
普通なら今井彰宏監督、
今井氏などとするのが一般的
かも。
MCの坂上忍さんも
「バドミントンしかやってこな
かった？って思っちゃう」
と同調。
アスリートは世界を相手に戦うには
たくさんの応援も必要ですから、
イメージ悪化はハンデとなりそう。
それでもフクヒロペアの移籍が
間違いではなかったことを証明する
には何よりも東京五輪の代表を
しっかり勝ち取り、
本番でメダルを獲得することで
しょう。
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さいごに
フクヒロペアは2019年8月に
ワコールのスポーツウエアブランド
「シーダブリュー・エックス」と
契約を結びスポーツブラの広告に
登場しました。
すばらしい肉体美！
活動的な女性に商品をアピール
するには格好のモデルですね。
バドミントンのキャリア以外にも
ネガティブなものを含めて
さまざまな経験を積んできた
フクヒロペア。
ハートも相当に強くなっているで
しょうし、激烈な五輪代表争いを
勝ち抜く可能性は高いかもしれ
ませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
