ここ数年、
羽生結弦選手や宇野昌磨選手の
世界的な大活躍で
男子フィギュアスケートは大いに
盛り上がっています。
男子フィギュアと言えば
思い出されるのが
「氷上の哲学者」
と呼ばれた町田樹さん。
選手として絶頂期にあった
2014年に突然の引退を発表。
大学院での研究活動を
スタートさせる一方、
振付師や解説者もこなすなど
活躍の幅はどんどん広がっている
印象です。
ソチ五輪入賞や世界選手権
銀メダルなどの実力を持ちながら
惜しげもなく現役を離れ
セカンドキャリアを充実させて
いる町田樹さんの、これまでの
人生を振り返ってみます。
目次
町田樹の現在は？結婚して子供がいる？
町田樹さんは現在、早稲田大学
大学院のスポーツ科学研究科博士
後期課程で研究を続けていますが
慶応大、法政大の非常勤講師も
務め、それ以外にも
プロフィギュアスケーター、
振付家、
解説者
としても活躍しています。
引退したアスリートが
これだけ充実した第二の人生を
送っているのは
かなり稀な例とも言えますし。
さすが「氷上の哲学者」
ですね。
町田樹さんはすでに結婚して
子供がいるという噂もあるよう
ですが、確かな情報は伝わって
きません。
現役を引退しても解説者などで
メディアへの露出はある著名人
ですし、
そういったプライベートな
情報もマスコミが耳にしやすい
環境化にはまだいると思われ
ますので。
現在も独身を続けている
可能性の方が高いのではないで
しょうかね。
以前、トークイベントで好きな
女性のタイプを聞かれた時
「昔から松雪泰子さん」と
答えているそうです。
そして
「引っ張っていって
くれそう。
叱咤激励してくれそう」
だからとか。
町田樹さんは29歳で
松雪泰子さんは現在47歳。
年齢は一回り以上ですが
お姉さんタイプが
いいのかもしれませんね。
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町田樹の現在は大学院？
町田樹さんは2014年の
全日本選手権を最後に現役を引退。
2015年47月に早稲田大学
大学院スポーツ科学研究科
修士課程に進学しました。
専門はスポーツマネジメント、
スポーツ文化論、文化経済学、
身体芸術論。
2017年には論文「著作権法
および産業論から観たフィギュア
スケート」で修士の学位を取得。
さまざまな学会でも研究発表を
行い、
日本体育・スポーツ経営学会や
文化経済学会では優秀発表賞も
受賞しました。
町田樹さんはフィギュアスケート
や新体操など、音楽を伴う採点
スポーツを
「アーティスティック・
スポーツ」と呼んでいて、
その本質を探る研究を続け
今後の発展につながる基盤づくり
を目指しているそうです。
「早稲田ウィークリー」
というサイトに町田樹さんの
インタビューが載っていました。
「選手生活を離れてみると、
世の中は勝ち負けだけでは
動いていないという当たり前
のことに気づきます。実社会では、
他者との協調性や、事務能力、
コミュニケーション能力、
プレゼンテーション能力など、
さまざまなスキルが必要となります」「アスリートは、血のにじむような努力をし、
苦難を経験しながらも頑張り続けるという
強靭な忍耐力や信念を持っている。そして、
そういった芯の強さは学術研究でも不可欠です。
研究者も、なかなか目に見える形で世の中から
認められず、信念や信条を強く保てなければ
すぐに挫折してしまいます。99％の苦難の先
にある１％の光を信じる精神を、
私はアスリートとしてのキャリアから学びました」
この２つのコメントを読むだけ
でも町田樹さんの第二の人生が
充実している理由がわかる気が
します。
現役時代はスケート漬けの
日々だったと思いますが、
一流選手になっても自分を見失う
ことなくアスリートが社会生活
する上での長所、短所も冷静に
見つめていたのですね。きっと。
町田樹さんの講演などがあれば
一度聴いてみたいです。
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町田樹の仕事は解説者！？
2018年に町田樹さんはテレビ東京
で放送された平昌五輪フィギュア
スケートの解説を務めました。
それがファンの間で絶賛の嵐！
団体戦女子のショートプログラムで
宮原知子選手のジャンプが
大幅に減点されたことについては
「全ての選手のジャンプの
スロー映像を慎重に比較検討
した上で言うんですけれども、
宮原選手のジャンプは何も遜色
ありません」
誤審と明言したわけでは
ありませんが、
全ての選手を検証してみるあたり
は解説者の鏡と言えそうですね。
また、羽生結弦選手の調子を
聞かれた時も
「これは推測に過ぎないが」
などと確実ではない情報は
発信しない姿勢を見せたり、
アメリカのプライムタイムに
合わせていると見られる日程を
「選手としての立場で言わせて
もらうと到底受け入れられる
ものじゃない」
と問題点には切り込むなど、
フィギュアスケートへの愛情や
リスペクトが垣間見られる
コメントは
現役時代の華麗な演技以上に
魅了されたファンは多かった
ようです。
「フィギュアスケートには音楽が
あるわけですから、
本来であれば、そんなに言葉を
添える必要はないはずなのです。
そのような中で、わざわざ第三者が
言葉をはさむのですから、有意義な
情報を提供し、少しでも新たな観戦
・鑑賞のポイントをお伝えしたい」
奥深いフィギュアの世界を
豊富な語彙力で伝える町田樹さん。
研究者としてだけではなく
解説者としてのこれからの
活動も楽しみです。
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町田樹の引退理由は？
引退後のアスリートがセカンド
キャリアを充実させている
お手本のような町田樹さんですが、
2014年12月に引退を発表する
２年ほど前から、
研究者としての自分の姿を見据えて
いたそうです。
アスリートとしてキャリアを
積むなかでの疑問や問題意識を
学術の力で解決したいという
思いを強めていたようで。
町田樹さんはその前のシーズンで
ソチ五輪５位入賞。
世界選手権では銀メダル獲得と
輝かしい成績を収めています。
選手としてこれからという時の
引退発表は衝撃的でしたが、
ソチ五輪などでの好成績も、
自身の将来を決めていたからこそ
「自信を持ってアスリートと
して競技に打ち込めた」結果
であると町田樹さんは強調。
「早稲田ウィークリー」
のインタビューでも
「多くのメディアから『突然の引退』
と言われましたが、自分としては、
然るべき時に引退という判断を
したんですよ」と話しています。
競技生活を引退してからは
プロスケーターとしてアイス
ショーなどに出演することもあり
ましたが、
2018年には「本業は大学院生。
パフォーマーとしては完全に
引退します」と
スケーターの活動は完全に封印。
「僕の夢は大学教員」と
研究活動へさらに専心していく
ことを明かしていますので、
推測ですがプロとしての活動も、
パフォーマーとしての未練では
なくフィギュアスケートの
研究の一環だったり、
学費を稼ぐためだったのかな
と思ったりもします。
ファンにとっては間近で見ることが
できない残念な思いと
第二の人生を応援したい思いで
複雑なのではないでしょうか。
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さいごに
アスリートとしてトップクラスに
なると引退のタイミングは
難しいものになるでしょう。
ボロボロになるまで、燃え尽きる
まで、というのも見る者の心を
打ちますが、
町田樹さんのように新たな目標を
持って潔く転身するのも美しい
姿に見えます。
町田樹さんによるとフィギュア
スケートだけをとっても練習環境
が減っていたり、
多くの女性選手が摂食障害に苦しん
でいる現状。
またセカンドキャリアについて
など課題が山積しているそうですし、
今後も学問をとことん追求して
もらい、
スポーツ界が抱える問題解決への
提言なども期待したいところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
