2020年に東京オリンピックの各種目
の出場内定者が続々と決定しています
が、2019年7月に水泳・飛び込みに
新たな選手が出場枠を手にしました。
その選手は三上紗也可(みかみ さやか)
選手(19)です。
どうやら合宿中のアクシデントで記憶
障害も患ったよう･･･。
そんな三上紗也可選手の事故による
記憶障害や後遺症、出身高校や大学
について詳しく調べてみました。
目次
三上紗也可(さやか/飛び込み)の記憶障害とは？
三上紗也可選手は2018年夏の合宿中、
飛び込みの練習で飛び込み板に
後頭部を強打するアクシデントに遭い
ました。
強打したところを17針縫い、
また脳しんとうも起こし一時的な
記憶障害と健忘症の状態に陥ったそう
です。
そもそも記憶障害とはどんな状態なん
でしょうか。
記憶障害（きおくしょうがい）とは、記憶を思い出すことができない、また、新たなことを覚えることができないなどという、記憶に関する障害の総称である。一時的に思い出すことができない記憶は短期記憶障害、長期間思い出すことができない記憶は長期記憶障害と、2通りに分けられる。
引用
このアクシデント後、
三上紗也可選手は
｢5分前に遭ったことが思い出せない｣
というような健忘症の症状が見え、
現役生活の続行も危ぶまれました。
三上紗也可(さやか/飛び込み)は記憶障害？後遺症は？
練習中のアクシデントで一時は引退
も囁かれた三上紗也可選手。
指導に当たっていた安田千万樹
(やすだ ちまき)コーチも
「これ以上の指導は無理」と三上
紗也可選手のご両親にも伝えました。
しかしご両親からは指導の続行を希望
され、今後も三上紗也可選手の指導と
現役生活の続行を決断。
幸いなことにアクシデント後1ヶ月程
で記憶障害も改善され、心配された
後遺症もないそうです。
その後も競技の練習に打ち込み、
同年9月に開催された日本選手権では
3メートル板飛び込みで初優勝を飾り
ました。
そして2019年7月に韓国・光州で開催
された第18回世界水泳選手権では
第5位に入賞。
東京オリンピック代表の内定を勝ち取り
ました。
本人もインタビューで
「絶対五輪でメダルを取りたい気持ち
があったから、乗り越えられた」
と振り返りました。
オリンピックへの強い信念のもと競技
に集中出来たからこそ、
アクシデントや記憶障害を乗り越える
ことが出来たようです。
スポンサードリンク
三上紗也可(さやか/飛び込み)の出身高校とプロフィール
三上紗也可選手の出身高校は
鳥取県立米子南高等学校です。
また詳しいプロフィールをまとめて
みました。
【名前】
三上紗也可(みかみ さやか)
【生年月日】
2000年12月17日
【身長】155cm
【体重】55kg
【出身地】鳥取県米子市
【出身校】
米子市立後藤ヶ丘中学校→
米子南高等学校
飛び込みの競技は小学校2年生から
始めました。
そのきっかけは小学校で配布された
「飛び込み教室」の案内だったそうです。
その案内は米子市にある「米子ダイ
ビングクラブ」からのもので、現在も
三上紗也可選手が所属する団体です。
三上紗也可選手の指導に当たったのは
1994年に広島で開催された「第12回
アジア競技大会」で男子飛び込み3m
で銅メダルを獲得した安田千万樹コー
チでした。
実際には小学校4年生から指導を受け
てたそうですが、
高校からはマンツーマンの徹底した
指導に変わっていきます。
米子ダイビングクラブでは、飛び込み
台が屋外にあることもあって、
実際の飛び込みの練習期間は意外と
短い約4ヶ月程度。
晩秋から初夏の間の約8か月は水に
入らずに、トレーニングに費やす
そうです。
実際に水に入ってする練習よりも、
大切なのでは実はこの「水に入らな
い期間」。
飛び込みの競技に時に見せる美しい
フォームなどは、この水に入らない
期間にトランポリンを使用して練習
したり、
ロープで体を吊るした状態で練習
するそうです。
このような安田千万樹コーチの指導
もあり、高校時代から三上紗也可選手
はメキメキと実力を上げ、
全国レベルの大会で頭角を現し始めま
す。
2017年の日本選手権では宮本葉月
選手と組んで、
3mシンクロ板飛び込みに出場し優勝。
2018年は3m板飛び込みで初優勝を
果たしました。
同年ジャカルタアジア大会では、
3m板飛び込みで4位入賞。
また宮本葉月選手と組んだシンクロ
板飛び込みで5位に入賞しました。
スポンサードリンク
三上紗也可(さやか/飛び込み)の大学進学は？
高校卒業を控えた2019年春。
三上紗也可選手は卒業後の大学進学
も考えました。
しかし小学４年から指導を受ける
安田千万樹コーチの
「目標をかなえるには退路を断つ
ことも必要」
という言葉に受け、地元鳥取県で
競技選手一本の生活を送ることを
決意しました。
進学や就職、またアルバイト等も
一切せずに飛び込み競技に懸ける
三上紗也可選手のことを、
一部メディアでは“浪人ダイバー”
と呼ぶそうです。
しかし今後はさらなる飛躍を目指して、
より競技生活に明け暮れるダイバー
生活を送っていくのではないでしょう
か。
さいごに
思わぬアクシデントによって一時は
引退も囁かれた三上紗也可選手。
しかし不屈の精神で一時本人を悩ま
せた記憶障害も改善し、
また後遺症がないことから今まで以上
に飛び込み競技に打ち込むことが
出来るでしょう。
東京オリンピックや今後の世界大会
での活躍に期待したいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
