前回のリオデジャネイロオリン
ピックの男子マラソン競技。
最下位から２番目でゴールした選手は
誰でしょうか。
この方、
カンボジア代表の瀧﨑邦昭さんです。
え？誰？
と思われた方のために。
それは、カンボジア代表の猫ひろしさんです。
その前回大会のロンドンオリン
ピックから男子マラソン競技で
カンボジア代表を目指し、
リオデジャネイロオリンピックで
晴れて代表となり完走された、
猫ひろしさん。
久しぶりに名前を聞いたという方も
多いかもしれませんが、
実はずーっと地道な活動をされています。
どんな活動をされているか、現在を
追ってみたいと思います。
目次
猫ひろしプロフィール
猫 ひろし（ねこ ひろし、1977年8月8日 – ）は、日本で活動している元日本人で日系カンボジア人のお笑いタレント、マラソン選手。
2016年リオデジャネイロオリンピックカンボジア代表。
2011年よりカンボジア国籍。
本名：瀧﨑 邦明（たきざき くにあき）。
WAHAHA本舗所属。
千葉県市原市出身。身長145cm、体重45kg。血液型はA型。Wikipediaより引用
走る芸人が職業の猫ひろしさん。
小柄な身体で「ニャー！」と
疾走する姿が目を引きますよね。
この小柄な身長については、
ご病気を心配する方もいらっしゃる
ようですが、そういうものではないようです。
小柄武勇伝は事欠かないようです。
また、こちらに記載はありませんが、
格闘家の武蔵さんとはいとこ同士
なのだそうです。
…すごいギャップですが、血縁のない
いとこ、とのことなので、妙に納得です……。
猫ひろしの年収は？
さて、
多方面での活動をされている様子の
猫ひろしさん。
その年収はどれほどのものなのでしょうか。
そもそも、猫ひろしさんが世の中に
認知されるようになったきっかけは、
遡ること14年前。
TBS系のテレビ番組、オールスター
感謝祭の中の赤坂五丁目ミニマラソン
です。
ご存じの方も多いので多くは説明
しませんが、
長距離が得意なタレント、引退された
アスリートの皆さんが賞金を目指して
走る企画ですね。
赤坂五丁目付近で3キロ前後の
コースを走ります。
テレビ番組ですから、このレースで
トップを走れば画面に映る機会が
増えるんです。
当時、まだ無名の芸人だった
猫ひろしさんは、走りには自信が
あったことから、
この番組に出れば自分の知名度が
上がるとふんで、
各方面に働きかけ番組になんとか出演。
企画にも参加でき走ることに成功しました。
その結果好成績を残したことで、
計算通り、猫ひろしの名前は全国区
になり、
その後の活躍の足がかりとなりました。
この活躍前までは、かなり苦しい
年収だったそうですが、
この企画を境に、収入に繋がる仕事が
増え、年収も大幅アップ！となったようです。
ところで、こんなに有名になられた
がゆえ、一時、死亡説が流れたことが
あるのです。
全く違う漢字で、「ネコヒロシ」と
読めるお名前の方がお悔やみの報道
に掲載されたのを見た方が、
誤解を期待してネット上にニュース
を流したようですが…。
不謹慎です！！
これも有名税なんでしょうかね。
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猫ひろしの収入源と現在の仕事は何か
さて、
具体的な収入源は何なのでしょう。
まず、今のご職業が何か、です。
先ほど引用したプロフィールでは、
職業は
お笑いタレント、マラソン選手
と記載されています。
二足のわらじと考えてよいでしょうね。
芸人としては、レギュラーで
持っているラジオパーソナリティ
のお仕事や、
ライフワークにされている月１の
舞台(チケット料金は1,000円)など、
切れることなく活動されています。
ですが、走れる芸人としての
お仕事のほうが多いようで、
ランニングメソッドやご自身の
マラソンに対する姿勢を著した本も
出版されています。
公式ホームページに告知されている
ご活動もゲストランナー
(ご本人いわく「ゲストランニャー」)
のお仕事が多くなっています。
マラソン大会の盛んなシーズンなど
は結構稼いでいるのではないでしょうか。
眺めていますと、芸人としての
お仕事というより、
走ることに絡んだタレントさん
としてのお仕事がメインと感じますね。
あの小さな身体で楽しく走って
くださったらとてもインパクトも
あるし集客力もあるでしょう。
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猫ひろしはカンボジア人に嫌われてる？
さて、冒頭で書きましたが、
猫ひろしさんはカンボジア代表と
してリオデジャネイロオリンピック
に出場されています。
ということは、当然、国籍は
カンボジアです。
実際オリンピック代表となった
のはリオデジャネイロですが、
ご本人はロンドンオリンピックに
出場するつもりで、国籍変更をしています。
市民ランナーとしては十分な記録を
持っていた猫ひろしさんですが、
日本でオリンピック代表になるのは
難しいということで、
マラソン後進国であるカンボジア
での代表をめざしました。
この辺の詳細は後述します。
猫ひろしさんのこの選択が、
識者一般を問わず大論争になり、
擁護論もある一方で反対論が多勢を
占め、カンボジアの方に失礼である
という論調のバッシングに発展しました。
ご記憶のある方もいらっしゃるかもしれません。
では、カンボジアの人たちは
猫ひろしさんを嫌っているのでしょうか。
自分の売名のために自国の代表枠を
とりにきた日本人
と思われているのでしょうか。
実際その点に興味を持った方は
多かったようで、カンボジアで
アンケートをとった結果や、
カンボジアに暮らす方に実際を
聞いた話などをみることができます。
それらの内容をまとめると、
・カンボジア人はマラソンにあまり
興味がない
・(したがって)猫ひろしさんにも
興味がないし、認知度は大変低い
という、身も蓋もない結果から、
・日本からわざわざ小国の
カンボジアに帰化して活躍して
くれてうれしい
・活躍してカンボジアを有名に
してくれてありがたい
なんていう好意的な意見もあるようで、
嫌われている確かなご意見より
目立つように感じました。
日本人の倫理観からすると問題を
感じる方もいたのでしょうが、
あれから10年近くが経過し、
国籍と代表の関係についての一般的
な感覚も徐々に変化しているように感じます。
皆さんはどう思われますでしょうか。
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猫ひろしとホリエモンのつながりは深い！
さて、なぜ猫ひろしさんが
カンボジアでの代表を目指したのか
という点。
これは、ホリエモンこと
堀江貴文さんが関係しています。
突き抜けた感性をお持ちの堀江さん。
ご自身のネット配信の番組内で、
猫ひろし再生計画
という企画を練ったそうで、
いくつか突拍子もない計画を打ち
出しておられます。
その中で、猫ひろしさん本人が
唯一リアルに感じたものが、
猫ひろしカンボジア帰化計画
(そしてマラソンでオリンピック代表
を目指す)
だったそうです。
ご本人、マラソンについては
カンボジア代表レベルであれば
努力次第で到達できる自信があった
のでしょう。
その計画を実行に移す当初、周囲は
驚いたようですが、
徐々に協力者が増え、現実のものと
なった、という経緯のようです。
それにしても堀江さん、常識に
とらわれない発想。
でも、言いっぱなしではないのが
さらに驚くところで、
この後の猫ひろしさんの活動に
ついてもしっかりフォローをされて
いるんです。
リオデジャネイロオリンピックの
後には、一連の流れで
ドキュメンタリー映画を製作する
ところまでされました。
思いつきで芸人さんを踊らせて
いるわけではなくて、
信念があっての企画だったんですね。
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さいごに
最近の猫ひろしさんは、東京オリン
ピックに向けて日々トレーニングに
励んでいるそうです。
あの谷川真里さんを育てた
中島進さんをコーチに仰ぎながら、
1年のうち3カ月はカンボジア、
残りは日本での生活だそうです。
マラソン選手としてはかなり厳しい
年齢ですが、東京で開催される
オリンピックとあって、思いは強いよう。
もしカンボジア代表になれなくても、
何らかの形で力になりたい、とのことです。
東京オリンピックのとき、どこで
猫ひろしさんをお見かけできるか、
今から楽しみですにゃー。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
