2020年に行われる東京五輪で
日本のバドミントンは複数の
メダル獲得が期待されています。
世界ランキングの上位を日本勢が
占めている女子ダブルスの強さは
広く知られていますが
男子も金メダルを射程圏に
入れている強豪ペアがいます。
園田啓悟さんと嘉村健士さん。
人呼んで「ソノカムペア」。
2020年１月時点で世界ランキング
は３位で東京五輪の代表入りは濃厚。
五輪での活躍に期待を込めて
２人のこれまでの歩みについて
調べてみました。
目次
ソノカムペアとは
「ソノカムペア」の愛称は
園田啓悟さんの「ソノダ」と
嘉村健士さんの「カムラ」の
苗字の頭２文字から付けられて
います。
同じ九州に生まれ年齢も同じの
２人がペアを結成してからもう
15年以上。
中学３年生の時にバドミントンの
名門・八代東高の練習に参加した
時にペアを組んでみたのが
きっかけだそう。
中学卒業後はともに八代東高へ。
高３の時には全国高校総体３位、
世界ジュニア８強の成績を残して
います。
卒業後は進路も分かれていました
が2009年新潟国体の熊本県チーム
に招集されて、
再び２人でダブルス組むと、当時
日本一と呼ばれていたペアを撃破。
シングルス中心で活動していた
園田啓悟さんが
「ダブルスは面白い。
シングルスをやめて健士と
ダブルスがやりたい」
と提案し、嘉村健士さんが応じた
そうです。
息の合ったコンビネーションで
日本のトップクラスとなり
リオ五輪出場は惜しくも逃しました
が、その後は着実に力を付けていき
ます。
2017年の世界選手権では
銅メダル、
2018年も銀メダルを獲得。
その他の国際大会でも2016年の
香港オープンに優勝するなどで
世界のトップクラスに駆け上って
いきました。
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嘉村健士の身長は？プロフィールと経歴
【生年月日】
1990年２月14日
【身長】
169センチ
【体重】
64キロ
【出身地】
佐賀県唐津市
【出身校】
唐津第一中-八代東高-早大
【所属】
トナミ運輸
嘉村健士さんの身長は169センチ。
強豪と言われるバドミントン
選手は190センチオーバーも
珍しくはないので小柄と言って
いいでしょう。
小学生と中学生の時には
ダブルスで全国３位になった
経歴がある嘉村健士さんですが
八代東高で園田啓悟さんと
出会った後、
卒業後は体育教師を目指して早大に
入学。
大学では園田啓悟さん以外の選手と
ペアを組んで全日本学生選手権を
優勝していますが
前述した国体をきっかけに
園田啓悟さんとのペアが主体となり、
早大卒業後は園田啓悟さんが所属
していた実業団のトナミ運輸入り。
トナミ運輸バドミントン部の
ホームページによるとチームでは
主将も務めているようですから
人望もあるのでしょうね。
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園田啓悟の身長は？プロフィールと経歴
【生年月日】
1990年２月20日
【身長】
169センチ
【体重）
71キロ
【出身地】
熊本県八代市
【出身校】
八代第三中-八代東高
【所属】
トナミ運輸
園田啓悟さんの身長も嘉村健士さん
と同じ169センチでした。
専門家によると２人は身体能力や
反射神経を活かしたスピード感に
あふれた低空戦が武器とのこと。
体格のハンデを逆に利用している
ようです。
園田啓悟さんは小学生、中学生の時に
シングルスで全国２位になっており、
高校総体でもシングルス３位と
個人戦でも活躍していました。
高校卒業後は地元の強豪クラブ
「くまもと八代ＹＫＫＡＰ」で
２年間プレー。
クラブがその後、活動を縮小する
傾向となったため、
トナミ運輸へと移籍しました。
ちなみにチームの主将は嘉村健士さん
ですが園田啓悟さんは副主将です。
園田啓悟さんの活動は嘉村健士さん
と出会うまではシングルスが主体
でしたが
運命の導きによって世界のトップ
クラスとなる道が開けていったの
ですね。
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ソノカムペアの世界ランキングは
ソノカムペアの世界ランキング
は2020年１月７日現在で３位
です。
つまり、東京五輪でも十分にメダル
は射程圏ということですよね。
２人は男子シングルスで日本男子
初の世界ランキング１位を達成
した桃田賢斗さんから刺激を受け
ているようで。
インタビューでも
「男子ダブルスで史上初と
いうのを自分たちでなし得て
いきたい」
（園田さん）
「（初の）響きはすごくいい」
（嘉村さん）
と狙いを定めているようです。
ソノカムペアの使用ラケットは
園田啓悟さんはヨネックスの
人気シリーズ
「アストロクス88Ｄ」という
ラケットを使用しているようです。
女子ダブルスで活躍する
福島由紀さんも愛用しており、
特にダブルス後衛からのスマッシュ
で性能を発揮するのだそうです。
嘉村健士さんの使用ラケットも
アストロクスですが
こちらは「88Ｓ」というタイプ。
狙ったところに飛ばしやすい設計で
ダブルス前衛向けと言われています。
ソノカムペアのラケットと言えば
2019年の世界バドミントン
男子ダブルス２回戦で
園田啓悟さんがラリー中にラケット
を交換するという珍しいシーンが
ありました。
途中でガットが切れてしまった
ようですが、
でもその間は嘉村健士さんが
一人で奮闘。
このラリーのポイントを奪っている
のはさすがです。
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さいごに
２人が世界で戦えるペアに成長した
ことについて
「性格が真逆なのも
良かったかもしれない」
と嘉村健士さんは言います。
前述した通り、２人で本格的に
世界を目指そうとしたのは
園田啓悟さんからの提案ですが。
普段の園田啓悟さんはあまり口数
が多くなく
２人でいる時は嘉村健士さんが
一方的にしゃべって園田啓悟さん
が受け止める形だそうで。
時には園田啓悟さんが言葉を返さない
ので嘉村健士さんが不満に思う時も
あったとのことですが。
「啓悟だから何を言っても許して
ついてきてくれる。
他の相手だったら、ここまで続けて
いられない」
と今は信頼関係も強固のようです。
園田啓悟さんも
「リオの時は(五輪出場が叶わず)
２人で本当に悔しい思いをしました。
その悔しさを東京五輪にぶつける
気持ちでやっていく」
15年以上に上る長い付き合いなの
で嘉村健士さんによると
「啓悟のいびきの止め方もわかる」
くらいの絆だそう。
バドミントンの男子ダブルスは
他の種目に比べて
やや注目度が低い気がしますが
キャラクターも魅力的なソノカム
ペア。
東京五輪での活躍次第では
華やかなスポットライトが
当たるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
