世界の舞台で活躍を続けてきた
プロゴルファーの松山英樹さんが、
2021年４月に男子ゴルフの
メジャー大会の一つ、
マスターズを優勝しました。
日本選手がメジャーを制したのは
初めてで、しかもマスターズは
世界最高の夢舞台とも言われる
権威ある大会。
松山英樹さんは日本のゴルフ界に
大きな足跡を残したことになります。
今回は松山英樹さんの偉業を支えた
キャディや、コーチなど裏方さんの
ことについての情報を集めてみました。
目次
松山英樹の歴代キャディは？
マスターズで松山英樹さんの
キャディを務めていた
早藤将太さんについては
次の項目で触れることにして。
松山英樹さんには2013年から
６年間は、進藤大典さんという
プロキャディが付いていました。
進藤大典さんは松山英樹さんと
同じ東北福祉大学のゴルフ部出身
です。
キャディとして松山英樹さんを
プロ転向から支え、
米国ツアーでの活躍も手厚くサポート
してきました。
専属キャディが契約を解消したり
すると、意見の食い違いなどによる
関係悪化などもささやかれたりしますが。
松山英樹さんは
「もちろんギクシャクすることも
ありましたが、辛抱強く僕のことを
受け止めてくれていました。
専属という形ではなくなりますが、
これからもバッグを担いでいただく
ことはある」
進藤大典さんは
「僕じゃなかったらもっと勝てたん
じゃないか。英樹は義理人情に厚い男
で、６年間も使ってくれて感謝しかない」
と２人とも、互いに深い感謝を
表しており。
その後もテレビ番組などで共演
している姿を見ても、関係が悪そうな
感じはないので。
お互いに次のステップへ進む前向きな
関係解消だったのではないかと
思われます。
また、
松山英樹さんは、丸山茂樹さんや、
横田真一さんなどのトッププロと
コンビを組んだ経歴を持つ
杉澤伸章さんや。
乾芽衣さんという女性キャディーと
コンビを組んだこともあります。
松山英樹の現在のキャディは？
松山英樹さんの現在の専属キャディは
早藤将太さんです。
1993年10月７日生まれで、
先の進藤大典さんと同じく
東北福祉大学ゴルフ部で
プレーしていました。
やはり同じ大学の先輩、後輩などの
方が気心が知れていてよいのでしょうかね。
2019年に松山英樹さんの
専属キャディとなり、今回が
初めての優勝となります。
松山英樹さんが優勝のパットを
決めた後、
早藤将太さんはピンを元の位置に
戻すと、帽子をとってコースに一礼。
この行動が
「日本人らしい姿勢が素晴らしい」
と海外メディアに賞賛されるなど
大きな話題となりました。
「最高です。後から込み上げて
くると思う」
と、仕えたプロの優勝を喜ぶ
早藤将太さん。
さすが、
マスターズを優勝すると支える
キャディにも注目が集まるのですね。
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松山英樹のキャディの年収は？
松山英樹さんの専属キャディとなると、
どのくらいの収入があるのでしょうか。
一般的にプロキャディは１試合いくら、
というような基本給をもらいますが
それだけでは赤字になるようで。
それにプラス報酬金額として優勝なら
賞金の10％、トップ10なら７％、
予選通過なら５％くらいが一般的
だそうです。
これをあてはめるとプロ入り後の
松山英樹さんの獲得賞金は２億円を
下ったようなシーズンはないようなので。
進藤大典さんも2000万円を割り込んだ
年はないかもしれませんね。
2016年にはＰＧＡ２勝、
国内ツアー２勝の大活躍で、
年間で約９億円の賞金を獲得
していますから。
この年は、
進藤大典さんも年収が１億円前後
まで膨れ上がったのではないでしょうか。
早藤将太さんについては
松山英樹さんは2020年は約４億円
くらいの獲得賞金があったので、
年収は少なく見積もっても3000万円
くらいではないでしょうか。
ちなみにマスターズの優勝賞金は
207万ドルで日本円にして
約２億2697万円。
優勝なら10％、という一般的な契約
であれば、
早藤将太さんは2000万円強の
ボーナスを手にしていると思われます。
キャディの世界も夢がありますね。
松山英樹がコーチを付けた理由は？
松山英樹さんのマスターズＶで注目
されたのが目沢秀憲コーチの存在です。
それというのも松山英樹さんは
2013年のプロデビュー以来、
専属コーチを付けていませんでした。
松山英樹さんの恩師、
東北福祉大ゴルフ部の
阿部靖彦監督によると。
松山英樹さんは自らの感性を大切に
しながら、ゴルフの探求をしていく
タイプでしたが。
「いろんな人の話を聞き、
『一度コーチから学びたい』と
言うようになった」
とのこと。
松山英樹さんは2017年以来、
米ツアーの優勝から遠ざかっており、
自分のプレーを分析してくれる
人が必要と思ったのかもしれません。
目沢秀憲さんは1991年２月17日
生まれで東京都の出身です。
日本大学ではゴルフ部で活動し、
卒業後に米国ボストンへ留学。
コーチングの道へ進み、日本人では
数人しか持っていないという
米国レッスンライセンス「ＴＰＩ」
レベル３を取得しています。
その後は女子プロを多く指導。
河本結さんの米ツアー参戦をサポート
したり、永峰咲希さんを国内
メジャー大会制覇などに導いたり
しています。
松山英樹さんとは2020年11月に
米国で出会ったそうで、
2021年１月に契約を結びました。
目沢秀憲さんのコーチングは
映像やスイングの数値データなど
の分析を重視するようで。
阿部靖彦さんが
「英樹は非常に細かくて気になった
ことをひとつひとつ解決しながら
進んでいく。
その際に目沢コーチの収集したデータや
知識が役立つのでしょう」
と話していますし。
マスターズ優勝は松山英樹さんと
目沢秀憲さんの相性の良さも大きな
原動力だったと言ってよさそうです。
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さいごに
松山英樹さんの快挙を支えた人々は
キャディやコーチ以外にもたくさん
いるようで。
アメリカのニューヨーク・ポスト紙
では通訳のボブ・ターナーさんに
ついての仕事ぶりについても
紹介していました。
アメリカ人の
ボブ・ターナーさんは68歳。
その役割は通訳にとどまらず、
松山英樹さんが異国の地で快適な
生活をするための支援は全てしている
そうで。
ちなみに息子のアランさんは
イチローさんの通訳を務めていた
のだとかで。
日本人アスリートと相性が良いので
しょうかね。
ボブ・ターナーさんは
「わたしはただの通訳ではない」
と言い、松山英樹さんが話す言葉を、
ただ訳すというわけではなく。
アメリカ人や英語を話す人と同じ
気持ちの表現になるような言葉を
見つけて言い換えているそうです。
松山英樹さんもボブ・ターナーさん
のことは「信頼できる友人」と
話しており。
言葉や国柄の壁を取り除いてくれる
ボブ・ターナーさんを頼りにしている
ようです。
マスターズ優勝という松山英樹さんの
快挙はすばらしいですが。
スーパープレーはたくさんの優秀な
スタッフに支えられているからこそ
なのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
