馬術は、障害馬術・馬場馬術・
総合馬術の３種目に大別されます。
イギリスで生まれた競技で、ドイツ、
フランスやオランダが圧倒的に強く、
日本はまだ後進国ですが、乗馬の
魅力に魅かれ、世界に羽ばたこう
とする女性がいます。
その女性は社長業と馬術と妻の
三役をこなす黒木茜さんです。
今回は、黒木茜さんが社長で
お金持ち？や旦那さんが平将門の
末裔？について調べてみたいと思います。
目次
黒木茜（馬術）は社長でお金持ち！？
黒木茜さんは2001年20歳の時、
神戸市にある神戸総合医療専門学校
時代に、
姉に誘われて加古川市の自宅近くの
乗馬クラブに行きましたが、
人馬一体で飛んでいるうちにすっかり
乗馬の虜になってしまいました。
子供の頃から介護医療の仕事を
するため専門学校に通い、
いわゆる普通の人生を歩むはずだった
黒木茜さんですが、初めて行った
乗馬クラブ（ニッケ乗馬クラブ）が
運命の男性、さらに馬術との出会い
になりました。
このクラブは開設間もない新しいもの
で彼女が１号生徒、
クラブのコーチに勧められて馬術競技
に進む決心をしたのです。
乗馬を始めるには20歳では遅すぎる
という迷いはなかったようですね。
その理由は、馬術競技へのあこがれと
コーチ・相馬小次郎さんに惹かれた
ためだったようです。
相馬家は超名門で、曽祖父母の
相馬愛蔵・良さんはカリーパンの開発
で財を成し、
1901年に老舗菓子店・新宿中村屋を
創業した方です。
曾孫の小次郎さんは乗馬クラブを
創るなど、私たち庶民の感覚とは違う
わけです。
小次郎さんは馬場馬術の選手でもあり
黒木茜さんに素質ありと見抜き熱心に
コーチ。
医療専門学校を卒業した茜さんは
神戸の病院で放射線技師として
働きながら、
空いた時間は馬術のトレーニングの
日々でしたが、
2008年二人は結婚することになっ
たのです。
黒木茜さんは、結婚後の2011年、
株式会社リブプラウドという会社を
立ち上げ社長に就任。
そして姫路市内に介護有料老人ホーム
を開設し、馬術競技者と経営者の
二足の草鞋を履くことになりました。
彼女の社長でお金持ち説は33歳の
若さで介護施設の社長＝お金持ちに
結び付いたようですが、
リッチな旦那さん小次郎さんの存在
を思い出してください。
茜さんのスポンサーはもうお判りでしょう。
叱られそうですが、玉の輿という
ことですね。
その後事業は順調なようですから、
今ではお金持ちの乗馬選手になった
と言えるはずです。
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黒木茜（馬術）が開設した老人ホームの場所は？
黒木茜さんは高齢化に対応した
福祉の仕事に就くため、
医療専門学校に進む途中で馬術にも
巡り合い、結局二つの道を同時進行
したわけです。
乗馬競技は相棒の「愛馬」や馬場の
経費他、かなりの費用がかかります。
二つの道を同時に進むために、
2011年夫の協力を受け、
兵庫県姫路市に老人ホームを開設し
33歳の女性社長が誕生しました。
故郷の加古川は事業を起こすには
町の規模が小さいため、
兵庫県の第２の都市・姫路市に
株式会社リブラウドと介護有料
老人ホームを開設したのです。
【会社名】
株式会社リブラウド
【所在地】
姫路市青山西2丁目17-25
【従業員】約70名
【代表者】黒木茜
【施設名】
介護付有料老人ホーム
シャングリラ青山姫路
➀シャングリラ青山西
②シャングリラ姫路東
黒木茜さんの凄いのは、2011年に
老人ホームを開設しながら、
翌年2012年に「全日本馬場馬術大会」
に出場すると、外国人審査員が彼女を
高く評価し5位に入賞。
もっと驚くのは、入賞後さらに上を
目指し、2013年からドイツに留学
したことです。
しかも老人ホームは閉鎖せず、
見事に両立させたのです。
その成果がアスリートとしては
2016年リオデジャネイロオリン
ピックの馬場馬術の代表、
実業家としては老人ホームの増設
(青山姫路西一軒から姫路東を増設)です。
もちろんそこには夫の小次郎さんの
協力があったのでしょうが、
まさにスーパーウーマンですね。
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黒木茜（馬術）のプロフィールと経歴
出典
【生年月日】
1978年8月13日（41歳）
【身長】
165cm
【体重】
50kg
【出身地】
兵庫県加古川市
【出身校】
一浜の宮中学校→東播磨高校→
神戸総合医療専門学校
【所属】
スクーデリアエクイット
【成績】
リオデジャネイロオリンピック出場
2001年（20歳）に、加古川市に
新しくできた乗馬クラブに興味半分
で姉と共に行き、
お試し乗馬させてもらったことが
黒木茜さんのその後を変えました。
乗馬競技に人生を賭ける決意をし、
同クラブの経営者兼コーチの
相馬小次郎さんとのタッグマッチが
始まりました。
20歳からの乗馬競技の開始は
高齢スタートのように思えますが、
彼女が選んだ”馬場馬術”は体力より
も落ち着いた技が優先する競技なのです。
2012年のロンドンオリンピックに
71歳で出場した法華津實さんが
そのことを証明しています。
ちなみに馬場馬術とは20ｍ×60ｍ
の馬場内で常足、速足、駈足などの
歩き方を基本に、
人馬一体となって馬を正確に美しく
動かすことを競う競技です。
2008年に結婚した二人ですが、
黒木茜さんが2012年の全日本選手権
に5位入賞したのをきっかけに
揃ってオリンピック出場を目指して
練習を強化。
さらに起業精神の強い彼女は生活
基盤を固めるために、
2011年、33歳で姫路市に介護有料
老人ホームを立ち上げました。
事業が軌道に乗り始めると、
2013年から乗馬の強豪国のドイツに
トレーニングのために単身で留学しました。
その間、会社も高齢化の波に乗り
順調に成長し、
3年後の2016年にはリオデジャネイ
ロオリンピックの代表として出場を
成し遂げたのです。
一方旦那さんは馬の故障で選考から
もれ、夫婦揃っての出場はできま
せんでした。
また彼女も一次予選が50位の成績で
次に進めず、世界の壁は厚かったようです。
現在は月に2回オランダでトレー
ニングを積み、月2回は姫路に帰り
会社経営をする繰り返しの生活。
今の目標は相馬夫婦揃って
東京オリンピックに出場することの
ようです！！
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黒木茜（馬術）の結婚した旦那は平将門の末裔！！
黒木茜さんの旦那さんの相馬小次郎
さんが平安時代後期の武将・平将門
の末裔だったとは驚き、
将門に子孫がいたとは信じられま
せんでした。
そこで調べると、将門の別名が
”相馬小次郎”だったとはホント
二重の驚き！
平安京とは戦のない平安な国を祷っ
て名づけられたもので、
事実戦のない国造りには成功した
ものの、怨霊や祟り、魑魅魍魎が
横行し、
安倍晴明などの陰陽師が活躍した
時代でした。
地方行政は国司に一任され、平安
後期にはその国司が悪事のやりたい
放題だったようです。
将門の祖父も関東の上総国に国司
として赴任し、
任期が終わっても居座り武士団を
形成し勢力を拡大。
孫の将門はその跡目を継ぐと関東八
か国の国府を攻撃し、国司を追放し
自らを『新皇』と名乗り、
「将門の乱」として朝廷を震え上がら
せました。
朝廷の鎮圧命を受けた地元の武士
”藤原秀郷”に討たれた将門の首級は
都大路の河原に曝されましたが、
3日目に首級は目を見開いたまま
夜空に舞い上がり、故郷の東国に
飛び去ったということです。
その後将門所縁の地で怖ろしい祟り
が頻発し、その鎮魂のため各地で
お祓いの行事をしています。
平安後期から1000年、令和の今日
にも相馬家は連綿と続いているのです。
将門が東国・相馬村に居を構え
”相馬小次郎”を名乗っていた故事を
復活させるために
きっとご両親は旦那さんに小次郎と
命名されたのですね。
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さいごに
馬術競技は息の長いスポーツです。
始める年代もまちまちですが、
終着駅は果てしなく遠くじっくりと
取り組む競技です。
それは専用馬の育成にもいえます。
大切なパート―ナーの馬はヨーロッパ
では独自の品種を生産していますが、
日本は競馬を引退したサラブレッドを
相棒として養成するために一心同体に
なるだけでも年数がかかります。
乗馬競技の唯一の金メダリストは
1932年ロサンゼルスオリンピック
の西竹一男爵です。
あれから90年近く日本人に栄冠は
巡って来ません。
最初で最後の勝者が貴族、あの
タキシード風の着衣を見ると、
庶民のスポーツではないと思うのは
私だけではないでしょう。
日本の乗馬人口はまだ3万人ほどです。
一般に親しまれるにはどうすれば
いいのか、競技者の高齢化とともに
馬術競技の大きな課題です。
2020年の東京オリンピックは
開催国の権利で3名枠が与えられ、
女性では武田麗子さん（３４歳）と
黒木茜さん（４１歳）が有力候補
として挙がっています。
そして男性では旦那さんの相馬小次郎
さん（４５歳）もその座を狙っています。
年齢的にも今がピークの二人の夢が
かなうといいですね！！
最後までお読みいただきありがとうございました。
